萩谷界隈

引っ越したヲタの日記帖 萩谷慧悟 7ORDER

建て直してみせる! -舞台『仮面ライダー斬月』を終えて-

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東京から京都へ。そしてあの3月31日。記憶に残る日。

あれから1週間、今日でDMM見逃し配信も終わる。いよいよ一旦区切りの日。

夢のようだった。
夢じゃなかったけど。

萩に大仕事が決まり、そして無事に大千穐楽を迎えたことも。
あの7人が再び表舞台に立つことも。正確にはいまは6人だけれど。
すごいことが起きたなあという実感がある。
事実は小説より、というけれど、本当にそうだった。

3月30日からは京都に居た。
夜公演をみて、おばんざいなどいただきながら、安井さんの最後のNHKらじらー!を聞いた。
そのときの話は長くなるのでここでは端折るけれど、とにかく、さっさと戻ってこいよと思ったし、そうTwitterにタグ付きで書いた。
その夜、たぶん10ヶ月ぶりくらいにみんなの姿や萩がドラム叩いてるところを見た。
らじらー!で聞いたらどうしても見たくなって、あれだけ見られなかった映像が、少しだけ見れた。
横アリの「Dream on」だ。変えていけるのは明日だけ。


   *   *   *


3月31日の朝は早く起きた。
エムキャスで、真田と顕嵐が出演する、TOKYO MX FES.2019「つなげる つなげる つなげる」のLIVE中継を見るためだ。
ホテルの朝食をがっつり食べて、早々にメイクを終えチェックアウトの準備まで整えてから、エムキャスを見た。

さなぴとあらんは2人ですでにテレビ出演もしていたし、登場自体に過剰に驚くことはなかったのだけれど、京都でエムキャスが順調に視聴できてよかったなあとか、2人のほのぼの進行に「おお ファンミっぽいなー」なんて思いながらわりと気軽に眺めていた。

油断してにこにこ眺めていたら、あの展開。

一人で
「(絵を描いた人......?)」
「??????!!!!(これ、れお?れお??)」
「ええええええええ????」
「うっそ!!!れお!れお!!!(かっこいい、すごいかっこいい、ヘアスタイル最高、かっこいい、ええええかわいいかわいい)」
本当にこんなかんじだった。

みゅーさんが出てくるときのほうがまだなんとかなった。それでも騒いだけど。すでにれおが出たあとだったから、だと思う。
そもそも足長兄さんって。出てきたみゅーさんも、そりゃあとんでもなくかっこよかった。モテる。これはモテる。
そして、もうただただ水が出て、目が腫れかけた。

このあとLIVE中継は終了するのだが、その後、Twitterで諸星モロちゃんの登場が伝えられまた大騒ぎとなり、
それを眺めながら
「萩谷くんは!京都に!おりますが!実質つながってます!!!!!!」
Twitterに書き込んだ2分後くらいに、萩まで出てきた。

@mx_eventさんのツイート
「ここで京都で舞台中の萩谷慧悟さんとFacetimeで生ビデオ通話!
 #MXFES #MXつなげる #真田佑馬 #阿部顕嵐 #長妻怜央 #森田美勇人 #諸星翔希 #萩谷慧悟

いやいやいやいやもう萩が実質つながってることはわかってたけど、
FaceTimeて! 現代か! 現代っ子か! そんな出方あるか!(あった)

このあとしばらくホテルのロビーから動けず、イベントが終わるまでTwitterで追いかけ続けた。

そして、このあと出す手紙に、少しだけ書き足すことにした。
(斬月期間中、ファンレターボックスが用意されていたので、何度か手紙を出していた。この日に出すのが最後になる)
MXのイベントを見た結果、直したい文言は一切なかったけれど、ただ、信じた通りの君と君達だということを伝えたかった。

なんてかっこいい人たちなんだろうな。
あと1人だって、その場にいなくてもちゃんと見えてるよ。

(その後、あとの1人もみゅーさんが開設したinstagramのアイコンの作者?としてちゃんと登場していた 笑)


   *   *   *


そして舞台『仮面ライダー斬月』は残り昼夜の2公演。

前楽となる昼公演を見たあと、こんなことをTwitterに書いていた。

「たてなおすわ アイムさんも萩たちもたてなおすわ号泣
アイムはアイム、萩は萩、紘汰さんは紘汰さん がもう合流してなんかわけわからんかった
芝居は今日も今日が最高だった」

「もう涙腺しんでるので唐突に目頭熱くなるんですけど
ほんとにね 大千穐楽をこんなに晴れ晴れと迎えられるの夢のようだし
タイムラインに怜央がいてみゅーさんがいてモロがいてさなあらいてはぎちゃんいて もうみえたわ 心の目で見えるわ」

仲間と共に国を建て直すと宣言したアイムと、
今日この日に集結した彼らが完全にダブってしまった。

舞台『仮面ライダー斬月』アイムの台詞より引用

でも俺には、仲間がいる
仲間たちと建て直してみせる
だってこの国は、俺たちの国だから!

そして大千穐楽

最後の一騎打ち。あんなに感極まったアイムが果たしてアイムなのかどうかはもう私にはわからないけれど、あそこまで気持ちが高まって顔色も変わっていて、グラシャの台詞終わりを待たずに(いや「待てずに」か)被せるように言った姿は忘れられない。

最初のカテコでお辞儀するとき、両手をグッとにぎって小さい小さいガッツポーズしてたのも忘れられない。

最後の挨拶。「人生」なんて言葉も萩の口から出てくると全然不自然な言葉じゃなく思えちゃうからもうこっちも相当に馬鹿だなあとは思うのだけど、ここ一番、この日に、こういう言葉をかましてくるところが本当に萩の良いところだし、そうあり続けて欲しいんですよ。

努力が報われると、ずーっと言ってて欲しい。


   *   *   *


舞台『仮面ライダー斬月』、とにかくどこかしらの場面で泣かされていた。

毎回理由は少しずつ違っていて、
萩が表舞台に戻ってきたというその事実に、だったり
物語の登場人物の誰かに寄り添った結果、だったり
自分がアンダーグラウンドシティという地下都市の住人の気持ちになったときだったり。

どう考えても、本当にいい舞台だった。

仮面ライダーという超巨大有名コンテンツの初の舞台化。
本当にきちんと面白い脚本、多彩な変身シーン、映像を活かした演出、
若手から超実力派まで揃ったキャスト、アンサンブル、そしてアクション担当の皆さん、サービス精神もたっぷりに。

そして萩はあえて言葉にしてしまえば、「主人公のひとり」と言ってよかったと思う。

もちろん、ほかに主人公はいる。呉島貴虎。惚れ惚れする。陰陽でいうと陰サイドの主人公。この月光(とはいえバカでかいスーパームーン)のような主人公だったからこそ、萩がそこに居られたような気がする。

私は昔から、目つきが鋭く冷え冷えと重たいときの萩がすごくすごく好きなのだけれど、
でも彼本来の魅力はあの明るさであって、太陽、お日様みたいな立ち位置のほうが輝けるのだと思う。
実際そういう彼もすごく好きだ。

ただ、お日様としてのパワーが十分足りている人なのかはどうかは、もう私にはわからない。
わからなかったけれど、『仮面ライダー斬月』で、ど真ん中のヒーローの顔をした彼がそこに立っていて、仲間を信じ、いたわり、叫び、戦い、拳を地面にすりつけて泣いて、戦い、戦い、そして誓っていた。

こんなにも発光している萩を初めて見た。かつてなく、輝いていた。
アイムさんと呼ぶに相応しかったし、ただただ誇らしかった。

大好きで大好きな芸能の人だけれど、ど真ん中でこんなにも輝く人だと、今回、本人や、共演者や、演出家や、とにかくいろんな人達に教えてもらった。

ありがとうございました。もうほかに言葉がない。
ありがとうございました、しかないのです。

そしてそのうえで、一番新しい萩が、やはり一番素晴らしいので、すべてを超えていく彼にきっとまた会えます。そして彼らにも。

絶対また会うぞ!