萩谷界隈

引っ越したヲタの日記帖 萩谷慧悟 7ORDER

アイドルとロックと粋と青春のLove-tune 2017/5/11-17 クリエ

こういう日は、こういう時間は、滅多にあるもんじゃないんだ。
記憶は頼りなく、どんどん忘れてしまう。こんなに素晴らしい今日でさえ。

『ジャニーズ銀座』シアタークリエ Love-tune公演の、主にオーラス2017/5/17夜公演の話。

ほか5/11初日や5/14夜公演の話も少々入るかも入らないかも。
メモはとらない派閥なので記憶書き。忘れてしまう前に。細かいところは話半分で。

ファンを内包する「Love-tune」というものについて。そして萩。



- memo -

セットリスト(5/17夜ベース)

■■■OP
オリジナルインスト

ステージにショルダーキーボード、ギター、ドラム、ベース、サックスが展示品のように置かれている。その様子がとてもきれいで、始まる前は毎回、それらを眺めていた。今日は自分のまさに真正面にドラムが見える。

開演前、「Love-tuneLove-tune!」のコールと手拍子。

隣の方が時計を見ながら、まだ始まらないですね、と言っていたので18時を5分前後過ぎていたと思う。確かに出てくるのがやや遅い感じ。円陣の声も少し遅かったと思う。

いま思えば、今日のイレギュラーな段取りの打ち合わせでもしていたのだろうか。

(この日はゲスト登場があった。HiHi Jetと東京B少年
 HiHiがステージに出てくる前に安井さんが「まずはこいつら」と言ったときに、
 まずはってことは、あと1組かなとは思っていたけれど、まあこの話は他所で本題へ)

オープニングに鳴るインスト。

初日(5/11)に異様に緊張していたのはこのOP曲のせい。雑誌記事によると、これを萩が手がけているというから、果たしてどのような出来栄えなのかとほんとうに心配だった。初日、数秒音を聞いて一気に晴れた。大丈夫。いけてる。そしてこのOPを聞くのは3回目。10公演もあったというのに、あっという間のラスト。



■■■本編 □衣装:ピンク
CALLLove-tune オリジナル曲)
レスキューレスキュー関ジャニ∞
Keep the faithKAT-TUN
自分のためにTOKIO

Love-tune左右扉から姿勢低めに駆け込む、通路のお立ち台に登場! 絶叫! そして楽器メンバーは一歩先にステージへ向かう。セッティング。OPインストから、彼らの名刺『CALL』へ!

ここしばらくは大きなステージが続いていた。横アリ、たまアリ、東京ドームに城ホ。それらを経て、Love-tune単独ステージでの披露。とても狭いクリエという会場で聞く『CALL』。もともとこの曲が持っている妙なメジャー感がより強調されていた。客席からの掛け声もすでにこなれていて、良い意味で、いつまでも特別な特殊な新参の曲ではなくなっていて。馴染んでいる。それがとても素敵だった。

『Keep the faith』は、萩安辺りとこの数年を共に過ごしてきたファンにとってはとても愛着のある曲。『レスキューレスキュー』『自分のために』は、昨年のクリエ公演でも披露された曲。『自分のために』では「走れ!走れ!明日のために!」など多くの部分をファンも共に歌う。キーは低い。低いけれども(安井さんはどうも途中まで低いことに気づいていなかったようだったかな?)とにかく声を出そうぜ!と!

この4曲で大まかにLove-tuneを振り返り、今に至る。一気に「Love-tuneのライブに来た!!」って気持ちが盛り上がる冒頭4曲。



■■■和メドレー □衣装:和装
和太鼓×ドラム(諸星 萩谷)舞(美勇人 真田)殺陣(顕嵐 長妻)鬼の面と番傘(安井)
MOONKAT-TUN
PSYCHOKis-My-Ft2
SHE! HER! HER! -Remix by 和楽器バンド-Kis-My-Ft2

このクリエ公演最大の見せ場、魅せる場、和メドレー。全員がそれぞれの個性を生かした和装。

はじめに登場するのは諸。和太鼓披露。続けて萩がドラムに座り、打楽器どうしの掛け合いになる。萩が先に叩いて、同じように和太鼓で応える諸。次に躍り出てくるのが美勇人、そして真田。顕嵐は刀を振りかざして、長妻と魅せる殺陣。長妻がするっと気配なくバク転を入れてくる。美勇人、真田はそれぞれ楽器を手に演奏に参加しながらセンターへ。ステージセット上、いちばん高いところに番傘を広げ顔を隠した安井。番傘を上にあげて姿を現わすと、そこには鬼の面。面を外す。

そして曲は『MOON』なのだから。和装で、いつか見てみたいと思っていた類のステージが本当に目の前に現れたようなもの。選曲も演出も半端ない出来栄え。絶景は、セット上からズラリと「縦一列」に並ぶところ。一番上の顕嵐が刀をかざしている。その下で舞うのは長妻。一番下には美勇人、床に近い低い位置でベースを爪弾いてる。その後ろに真田、諸星。萩はドラム台ごと移動して縦一列のちょうど中央へ。萩の上には番傘の安井。

圧倒的に構図が美しい。正面から見ても、斜めから見ても、おそらく遠くから見ても近くから見ても。ここまで「わかりやすく美しい」ことが凄い。人(ヲタ)の琴線に触れるどころかユサユサ揺さぶられる。美しく、かっこよく、多くの人に伝わるパフォーマンスを。そういう気概を感じる。

続く『PSYCHO』が凄い。静から動へ。赤い扇子を小道具に。それぞれにとんでもない熱量で色気を振りまいて炸裂するダンス。

これが嫌いな女はいない。

全体で魅せるところがもちろん素晴らしいのだけれども、この『PSYCHO』だけはどうしても、どうしても萩が見たい。結局オーラスの『PSYCHO』はもう納得いくまで萩を見ようと割り切った。

「♪狂ってるくらいが今はちょうどいい 脳内再生 快楽をReplay」

頭を両方の手で横から指差すようにしてくるくると回す。狂ってる、感じ。そのあと腰を深く落として突き出す振りが入る。萩はこういう振りがバシっと決まる。普段の雰囲気や、はしゃいでいるときの様子とは全く違う。改まって、大人になったなあとは思わない。ずっとこういう踊り方の人。だけど、年齢を重ねたことで出てくるリアリティとか、巧さみたいなものは強烈に感じる。

赤い扇子を懐から取り出して振りに使うのだけれど、これも途中、とんでもない眼つきで踊ってる。扇子の隙間から覗くとき、扇子を高々と振りながら踊るとき、ちょっと見たことのないような眼で踊ってる。すごいところまで来たもんだなと呆然とする。

萩と美勇人が扇子で真田の顔を隠すところもいい。隠れていた真田が奥からずいっと出てくる。

何より『MOON』のあと、ドラムから飛び出して『PSYCHO』を踊り狂うところがいい。弾けるみたいに。そこのコントラストがたまらなく好きなのかもしれない。



■■■□衣装:赤
OthersideSMAP 備考:作曲MIYAVI)真田ギターソロ
SEVEN COLORS(NEWS)
MU-CHU-DE恋してるKis-My-Ft2

初日のときの話。真田がひとりギターをもってステージに。イントロを弾く。鳴った瞬間になぜか先に「みやゔぃいいいい!?」が出てきて驚いて、そのあとすぐにいやこれはSMAPの曲だ、ってなってた。この間たぶん3秒くらいのことなんだけど。ギターリフの時点でSMAP『Otherside』だとわかった人はそれほど多くなかったかもしれない。気配的に。

とにかく「かっこよかった、ほんとうにかっこよかったよ! 選曲!!」に尽きる。一方で、まさか『Otherside』をやるとは思っていなかった。間違いなく特別な曲。

私は、SMAPのヲタだったことはないけれどちゃんと好きでね。萩がそもそも木村やスマを尊敬しているし、何より萩安真の「オーシャンズ11」出演を機会に一層好きになったところもあるけれど。あとは邦楽の可能性とか、洋楽含む音楽の枠を、ドカッと広げてくれるのがSMAPだとも思っていて。そして、これについては現在進行形の話であって、過去の話ではないんですよ。いまもそう。だから、2017年のいま、Love-tuneがやった『Otherside』がすごくよかったって話は差し控えない。

曲中、拳を振り上げる振りのあとに、その拳の形が変わっていき、最後はLove-tuneのハンドサインになる。その拳とLove-tuneサインの間に、もう一つサインがある。私はTwitterで知ったのだけれど、あれ数字の「7」とのことで。この話が広がったのが5/14。おかげでオーラスに入ったときに、このハンドサイン全部一緒にやることができた。

(その後、自分で調べたところ軍事サバイバル系で使うタイプの7みたい)

できればまたステージで聴きたいし、一緒に声あげて騒ぎたい。また聴きたい、とどこに言えばいいんだろうね。またやってほしい。またやろうぜ。



■■■□衣装:赤のジャケなしなど
NO WAY OUT(Cloud5 ドラマ『SHARK2』劇中歌)

2017年3月ジャニーズJr.祭りでまさかの登板だった『NO WAY OUT』が、もうなんだかほぼほぼLove-tuneのものになったのではないかという錯覚が。少なくとも権利的に問題なく披露できる場所においては。

オーラス前の昼公演で、ボーカル顕嵐のお願いで『NO WAY OUT』ではペンライトを置いて盛り上げたという話があって、それはほんとうにうらやましい是非オーラスでもやりたい! と思っていたやつで。なので顕嵐がその号令をかけた瞬間、喜んでペンラ後ろに置いて大騒ぎしてきた!(前の座席の背もたれに片手が置けるのもありがたい!)

ペンラの光がないとステージが本当に明るい。拳上げる手、らぶのハンドサインの手、クラップする手で会場埋め尽くされてて波のよう。ステージの顕嵐たちがものすごい発光してて熱気で靄がかかるような。最高に気持ちよかった。たぶん彼らも初めて見る光景だったと思う。

客席からの声もデカいし響くし「ヒューーーーー!」の嵐だし、もはやここはどこなのか状態。

(自分も声は出る限り出す。っていうか出てる。出ちゃう。会場中からかかる歓声とか盛り上げる声に反応して、特に安井さんがそりゃあもう嬉しそうにキラキラした眼で客席みるから調子に乗ってしまった)

ドラマ『SHARK2』は、いろいろあったけれども、たくさんのものを残してくれたドラマ。ここにきてまたひとつ、『SHARK2』が新しい景色をみせてくれた。すごい話だよ。



■■■□衣装:黒ジャケ
Secret LoverA.B.C-Z)曲前に顕嵐の一言
My LoveKis-My-Ft2

萩谷 顕嵐 真田の3人からスタートする曲。セット上に黒ジャケットを手に登場する。ダンスも静かにスタイリッシュに、腰に手をかける、歩く、といった動作がとても綺麗。3人がセット上から階段で降りてくる。その降りてくる姿がかっこいいんだ。ただ階段を降りるだけでシンプルにかっこいい。『PSYCHO』とは違う種類の、大人っぽい色気漂う『Secret Lover』。

ほぼ萩を中心に見惚れていると、いつの間にか勢揃いしていて、ステージに横一列に。曲は中盤。

「♪離さない You're my Secret Lover 忘れない You're my Secret Lover...」

囁くように繰り返すこのフレーズのタイミングでライティングが変わって、確かステージの奥側からライトが強く照らして、手前のLove-tuneメンバーたちが少しシルエット状になる。完全なシルエットではなくて、本人たちは見えているのだけれど輪郭が強調されて、ステージ奥から照らすオレンジ系のような暖色のしっとりした光が眩しい。これはほんとうに見事。この瞬間、客席から甲高い歓声が飛ぶ。

自分はといえば、見惚れて固まっていて声も出ない。腰が細くて脚がきれいだ。とかそんなことを思っていたと思う。そして、こんなに色っぽい曲だったか、と思った。もともとこれは好きな曲だけれども、なんだか全然違う景色が広がる。そもそも歌って、そういうものなのだろうけれど。

続く『My Love』では安井と美勇人の見せ場、美勇人のソロダンス、白い椅子を使ったダンス、と、しっとりとした舞台的な演出が続く。Love-tuneは「こういうこともできる」といった、また別の一面を見せるような。あと、2人が踊る姿に、昨年のクリエ初日(4人体制)で一度だけ披露された『Yes!』を思い出した。

曲終わりに7人が下手へ。そこにキーボードが用意されていて、長妻が座る。萩がその脇へ。次の曲は、『恋を知らない君へ』。



■■■□衣装:同上
恋を知らない君へ(NEWS)萩谷 長妻

「♪嗚呼 あなただけは消えないで 戻れるなら あの夏へ...」

この曲をこういった形で聴けるとはほんとうに思ってもみなかったことで。初日、あまりにも驚いて身動きできなかった。

萩のソロというよりも、長妻の伴奏曲、という認識で。どれほど練習してきたのか、初日に聞いたときにわかった。ほんとうに「なんとか」なっていた。途中崩れるまではたどたどしいながらも。つかえたあと一旦は立て直したけれど、戻しきれずに結局終盤で崩れたけれど。つられるように、萩の歌も途中から情感の糸みたいなものが途切れた。曲終わりには、萩が片手を弾いて、2人でメロディを奏で曲をしめる。時々つまる音に、さすがに微笑ましい笑いも起きたりする中、最後の音まで弾くかひかないかあたりで萩が、顔をくしゃああっとさせて笑って、長妻の頭をペシッと軽く叩いて、"いや、でも頑張ったな!!" とでもいうような空気になって。どこからか、自分の視界が完全に滲んで歪みました。

萩の歌のこと。初日、曲始めの音がマイクに入らなかった。途中から聞こえた。少し喉が苦しそう。絞り出す。その声と歌詞がとても合っている。もう半分くらいは驚きの気持ちで聴いているので正直記憶も曖昧で。でも、長妻を気にかけている様子は目に見えて。長妻が「先生」なんて呼んでいるらしいのだけど(雑誌記事によると)、そういう気持ちになるような練習をしてきたんだなあと思ったら。

その後、5/14と5/17に聴いた。伴奏はめきめきと上達していて、時々間違える音が目立って聞こえてしまうほどに、全体が滑らかになっている。凄まじい成長期。萩はといえば、オーラスの日は喉自体が少しやられているようだった。ほぼ連続の10公演をかっ飛ばしてきた結果なんだろうと思った。

歌の出来栄えとしては、5/14が圧倒的に良かった。圧倒的に。ここまで歌えるのかと、思った。長妻の伴奏もほぼ崩れない。おかげで萩が歌に入り込めていて、ただただ唄を聞く時間に没頭できた。

「♪こんなにも 痛いのなら 友達のままで よかったのに...」

そして昨年の萩の弾き語りを思い出す。なんというのか、あの弾き語りがいま1年後のここにしっかりと続いている。



■■■□衣装:ジャージほか
●3年4組諸星先生 / 神ちゃま
●モロササイズ / 曲:愛はタカラモノタッキー&翼
罪と夏関ジャニ∞

『恋を知らない君へ』で、もはや視界が滲んで膝から崩れそうなときに通路あたりにドーンと現れる3年4組諸星先生!!! うそだろこのタイミングでうそだろと思うほどのすごい展開。もうこの人たちどうかしてるぜと思いましたけど(誉)そのあとも盛り盛りに盛ってきやがったので、ああもう大好き。やりたい放題好きにやってくれ!!!

(ちなみに神ちゃまの喋り方は若干、勇者ヨシヒコ 佐藤二朗の仏寄せ)

このへんの話を盛り込みだすとほんと、このテキストいつまでも終わらないから省略。ざっくり省略。神ちゃまの話をするためにはあと10,000字必要。それにしても祝モロササイズ皆勤賞。今年は振り練がほんとうにあっさりしていて信用されすぎている、と思いました。

○要点ダイジェスト
5/11夜 シュノーケルとフィンつけて海へ消えたあと「神ちゃま」登場 ヒザカーユ(ひざが痒くなる呪文)
5/14夜 呪文 ラララブリー(可愛く謝れ)「壺が割れちゃったお〜」「みゅうみゅうのバカ(頭ぽこぽこ)」美勇人
5/17夜 呪文 ヒザカーユ 安井 / オグリシュン「まーきのっ」美勇人 / ピコ「PPAP」長妻

『罪と夏』は最高にハッピーだった。わっしょーい! 振りがやたら入っている萩がハッピーすぎて。8月の全てくれないか? くれてやります。と言いたいところだけどさてどうなる8月。



■■■□衣装:白黒
Masterpiece関ジャニ∞
アイノビート -Dance ver.- / -Rock ver.-Kis-My-Ft2)※5/12以降追加
RevolutionA.B.C-Z
言葉より大切なもの(嵐)

ラストスパート! 初日は『アイノビート』以外の3曲。翌日以降にアイノビが追加。アイノビもまた、とても愛着のある一曲。何より追加曲を入れた箇所が最高。『Masterpiece』は代々木で見たとき震えたし、これを見るために城ホへいった。そういういろんなことを思い出す曲ばかり。

『言葉より大切なもの』も、数年前からのいろんな風景を思い出す曲。冒頭の『Keep the faith』と共に。そして同時に、コンスタントに歌ってきた曲。昨年もね。『言葉より大切なもの』曲中、マイクを客席へ向ける安井。

「♪疑うことなく旅する雲が 素晴らしい今日も」を歌う会場、そして
「♪あなたよりも大きな愛は どこにもないんだよ」を共に歌う。

歌いながら腕をステージへ向ける、向こうもステージから客席に腕を向ける。向け合う。ライブをしているなあ、と思った。確かに、この空間を共につくっていると思える。客として観る、以上のものが得られる。一朝一夕にできる空間ではないと思えた。

オーラスは曲終わり、ほんとうに盛大な歓声が上がり、手を振って見送る。そしてすぐに始まる「Love-tuneコール」。

...俺たちいま結構いい感じだよねえ、と思ったよ正直。Love-tuneコールしながら。誰だよ俺たちって!!!(俺たちです)



■■■アンコール
Make itLove-tune オリジナル曲 備考:作詞真田 作曲萩谷)
SHAKESMAP

曲をつくってることはもうずいぶん前からわかっていて、それこそ披露するならここだ、ここでぶっこんでくれ、と思ってからもさらに一年が経っていた。一年も。萩は言動から察するに、慎重。あれだけ度胸があって、しかし慎重。

早く聴きたいとずっと思っていたけれど、でも、OP曲と同じく心配でもあった。本人がつくったものを実際に観たり聴いたりしたときに、例えば、これは芽がないな、とか、つくっただけだな、とか、おそらく勝手にジャッジしてしまう自分が絶対にいると思っていて。萩がつくったものならなんだって最高に決まってる、とは全く思えない。それはそれ、これはこれ。

ダンスや歌や顔やスタイルや、そういった表現はいいんだ。でも本人がつくったもの、著作物に当たるものだけは別。作詞、作曲、原稿、このへんは鬼門。

で、どうだったのか。

いま一旦長くあれこれ書いたのだけれど、細かい話は割愛しようと思いました。演奏でものすごくいろんなことが左右されてしまっているけれど、サビ前までがヒネってるなあと思うけれど、とかとかそのへんのあれこれ。

でも、あのサビを聴いたら、きちんと、真正面からポップチューンだと思えた。そして思っていた以上に、商業的な匂いがした。真田が雑誌で話していた内容を思い出す。自分たちが何者で、誰に向けて歌うのか、が、確かに口先だけではなく表現されているな、と思った。歌詞はもちろん。曲についても。特にオーラスを聴いてほっとした。演奏も含めて、次の曲も聴きたい、と言える。これは言えるやつだ。

あと歌詞。あなどれない。真田かっこいい。オーラス、歌詞について話していた。つくった歌詞のパーツごとの意味を、ああやって説明しなければならない時代は大変すぎるとずっと思ってきたけれど、あそこまでクリアに話されると、ああなんか思ってたよりも悪くないもんだな、と思えた。

からの!

さなシェイク!さなシェイク!さなシェイク の時間だよ! が延々頭の中で回るオーラス翌日。とんでもないキラーワード残してくださいましたね。これから『SHAKE』流れたらこの言葉も流れるぞきっと。さなシェイク!


 * * *


あと、完全に書き忘れた気がするけど、萩! 萩の巻き舌芸がすごかった。あんなうまいのかとちょっとびっくりした。

話戻って『Otherside』の曲中、慎吾ちゃんがやってる巻き舌のやつを、完全に木村寄りでやってた。巻き舌からの勢いつけて叫ぶやつやってた。初めて聞いたときには一瞬誰がやってるのかわからなかった。うまいな今の!って思ったことは覚えてるんだけど。結局そのあと見てたら萩だった。

いや、もうあの人わかんないわ。何がどこまでやれるのか、ほんとうにわかんないわ。とにかくこの仕事を続けてほしい。その「わからん」ところを、実態を、実力を、内臓を、チラチラと見せてほしい。今後ともよろしくお願いします。これは本気で真面目な話。



■■■ダブルアンコール
前向きスクリーム!関ジャニ∞)※5/17夜のみ 最後に一人一言あり

昨年に続いて『前向きスクリーム!』で締めるオーラス!

萩は出てきてすぐにセット上、高いところにどーんと座って大股開いて1人でそこで歌ってて。しばらくそこでぐでーっと広げた脚に肘置いたりしつつ歌ってて、モロちゃんが気づいて オイww なんでそこに居るw みたいな顔ではぎちゃんを見て、にっこにこしてた。

前向き!前向き!ソレソレソレソレ!

一人一言の時間もあって、締めらしい締めだなあと思って眺めていた。

やっぱり長妻の一言が記憶に残る。思いの外、とてもしっかりした内容だった。最後もキュートだった。
「お前ら、宝物だぁッ!!!」って言ってあの長身ぐねっと捻らせながら会場を指さすようにして。あれは凄まじいね。なんていうか最新兵器かつ最終兵器感。
「ながつに負けないように成長するからお前らも成長しろよーー!」的なこと言ってた真田とか。

萩はもう舌がまわってない感じでちょっとへろへろしてて「ついてきて」的な言葉を。

安井は「上」に突っ走ると言っていた。上に。前ではなく。この人やっぱり何かひっかかりのある言葉を残す。安井さんの挨拶はずっとそうだよね。ずっと。

そういえば、降りる緞帳のギリギリ内側あたりにずいっと出てきて、座り込んで客席睨んでるってか凝視してる?はぎちゃんってこのときかな。もう何がどこでいつのことやら!



■■■ラスト緞帳前挨拶

鳴り止まぬLove-tuneコールに応えて三度目の登場!

萩は「ながつの母ちゃん」に誕生日にプレゼントしてもらったという黒Tを着ていた。下も黒。前に番組中に映り込んだことのあるTシャツだった。「I♥BOWIE」のロゴで赤いハートマークには白黒の稲妻が入っている。

さっきもう一言も言っちゃったし〜なんかまた出てくるの気まずい〜みたいな話をやっすーがしてたかな。でも出てきてくれたんだよね。ほんとうに盛大なコールだったもんね。

みんなで最後にマイクを通さずにお礼を、と。こそこそっと、なんという言い方で揃えるかやっすーが小声でみんなに説明してるんだけれど、完全にこっちにも聞こえている。くすくす。バレてるよ、と茶化すみゅーさんたち。


せーの、で揃えて「みんな ありがとう〜!」って叫ぶLove-tune


そして手を振りながら下手へはける。そういえば、みゅーさんが5/14夜他、ステージからはけるときに歌舞伎っぽいポーズではけてったことがあったんだけど、オーラス最後の最後に、はぎちゃんこのポーズで去っていった。ちょっと転げそうなあしもと。最後にステージにいたのはやっすーだったと思う。

なんだかねえ、なんとも言えない気持ちになって。拍手しながら見送って。たぶんちょっとわけわからなくなってたんだけど、いいライブ、いい時間だったよなあ、と思ったらふと声が出ちゃって。その言葉は伏せるけど。

「ーーーーー!」

やっちまった、完全に場所間違えてる。けど、でも、仕方ないよ、もう感謝しかない。そのあとに、あちらこちらからちらほらと同じような声があがってね、ああやっぱりそうだよね、言いたいよね、って思った。

本当に、もうなんも出ないってくらい出し切った。

楽しかったなあ。最後に拍手を。Love-tuneに拍手。
この全部終わって、彼らを見送ったあとに拍手する時間がほんとうに好きだよ。


 * * *


昨日のことを思い出すと、それにつられるように、もっと以前のこと、何年も前のこと、なんだかいろんなことを思い出す。そして今が、素晴らしいなと思う。

次はおそらく夏。次の話ができることは当たり前のことではないけれど、今はね、今は「当たり前だろ!! 次も次も次もあるわ、夏とか秋とか冬とかってみゅーさんも言ってたわ!!」って大声で叫びたい気分。


なあ、みんな!