あまりにも分厚い夏だったなあと突然あれこれ振り返っているわけです。
微妙に余った夏休みを消化しながら。ってドリボまだ終わってないけど。
観劇日記的な意味合いでちょっとだけ余計な話を書いておこうかなと。
とにかく、いろんな意味で芸能残酷物語過ぎて記憶に残る興行になるだろうし。
と、うっかり書き始めようかと思ったけれど、本日時点で残すところあと7公演。
自分もあと1公演観劇予定。終わってないものに触れるのはよそうね。
というわけで、去る9/20に千穐楽を迎えている優馬風磨マリウス公演の話を少し。
前半4、後半5の僅か9公演(自分が観劇したのは前半1、後半2の計3公演)
最初に優馬風磨マリウス公演を観劇したのは9/14、前半最終日。
すでに優馬ドリボの評判は猛烈によく、これほどよい評価が耳に入ると
必要以上に期待値が上がってしまって、それはそれで面倒だなあと思っていたりもしたのだけれど。
できるだけフラットに観たいし。
それはそれとして、自分が今回最も期待していたのは風磨で。
だって風磨のソロコン「風 is a Doll?」があの出来だったんだもの。
あれがつくれるんでしょ? ああいう表現ができるわけでしょ?
そしてドリボの役どころはチャンプなんでしょ?
そりゃもう気合入れてやるんだろうし、結果どうなるのか
俄然興味があるなあと勝手にハードル上げまくってしまったわけです。
いやそれくらい「風 is a Doll?」が良かった。
(しかしもともと彼自身にはそれほど興味がないというか好きでも嫌いでもない派閥)
で、ふたをあけたら本当に風磨のチャンプが良かったんだよなあ。
上がりまくったハードルを飛び越えてくる良さだったわけですよ。
キャラクターがとてもわかりやすく舞台映えしていた。
チャンプはこういう人柄なんだろうなと思わせるキャラの強さ。
例えば「~も女も捨てて食うもんも食わずにチャンプになろうって覚悟じゃねえのかよ!!!」
ってときのあのキレっぷり。その他諸々の場面でのブチ切れ。
そして一転、子供には優しいとかとかそれなりに典型的だけど。
(そしてメイク類はまあ確かに各位のおっしゃる通りですけども/笑)
俺と試合をしろと迫る場面なんかもキャラ設定ちゃんとしてるなーと思った。
チャンプは腰を下ろして、わざわざ土下座するユウマに顔を近づけて
「試合やろうぜ」って小さく囁くんだよねえ。ああいうところだよ。画ヅラの良さ。
時折、声が小さすぎるなーってのはあるんだけども、いやでもそういう芸風なんだろうしなあ。
劇中、シャウトする場面なんかでもちょっとしたポーズが派手。
「1.2.3でノックダウン!」なんかも派手。いちいち。
頭部に激痛が走ったときに、足もとにぐらっとくる感じとかさ、
音響ライトに合わせて派手にふらついてみせるところとかさ、
想像以上にステージ映え最優先というのか、わかりやすくいろんなことを
ちゃんとやってくれる人だったんだなーとか。
最期のシーンなんかは、はじめて観たときはちょっとやりすぎな感じが強かったけど、
二回目に観たときにはもうあれこれ解決していたし。
とにかくチャンプに説得力があると、ユウマがラストで歌う
『挑戦者』の響きがまるで違う。「天国のフウマに打ちぬけ」。
いろいろ書き出すと止まらなくなるけど、
なんていうか、あれはハマり役だねえ。
もともと"まあまあハマってる"奴があれだけ工夫してくるんだからもう仕方ない。
(と、某肩をぽんと叩きたくなる衝動)
* * *
さて、繰り返しになりますが本日(9/24)時点で残すところあと7公演。
自分もあと1公演観劇予定です。
とにかく「悔いのないように観たい」というのが合言葉で。
が、どうやって観るかを、今回は本当にかなり終盤まで迷ってしまった。
ここしばらく途切れなく仕事があり、出番があり、嘘みたいに忙しかった。
ちょっと油断してしまうほどに。
でも油断してる場合じゃないなあ。
今日のステージで観た萩谷くんは驚くほど男っぽくかっこよかった。
冗談抜きで、今までで一番かっこよかったんじゃないかと思う。
(あああフライング補助をしていた話とか書きまくりたい)
かと思えば、つい先日観たときには、今までで一番綺麗だと感じた。
そしてこのあいだは、今までで一番優しい笑顔を見せてもらった。と思う。
だから油断してる場合じゃない。
嗚呼本当にできる限り悔いのないように観たい。
できる限り。